開催日時:2026年6月21日(日)18:00開始
主催者:辻憲行(翻訳家/芸術係数主宰)
コメンテーター:小松尚平氏(VR研究者・東京大学研究員)
参加方法:Zoom
参加料:無料
対象書籍:『テクノロジカル・リパブリック』アレクサンダー・C・カープ , ニコラス・W・ザミスカ
参加資格:できれば『テクノロジカル・リパブリック』をお持ちの方(チェックしたりはしませんが、実際に内容を読むのでマナーとしてお願いしております)
申込方法:Peatix経由でお申し込みください。リンクはこちら
読書会では「第14章 蜘蛛か時計か」と、「第18章 審美的価値判断」の2章を読みます。事前に読んできていただければとても嬉しいですが、その場で一緒に読み進めてもらっても全く問題ありません。読んで考えたことについてそれぞれ考えられたらと思っています。
なぜ現代アートに関連する活動している「芸術係数」でテック企業のCEOが書いた『テクノロジカル・リパブリック』の読書会をやるのか。その理由は、この本が単なるテクノロジー論ではなく、非常に美学的な本だと考えられるからです。カープは「エンジニアリング・マインドセット」といった言葉を用いながら、技術や企業活動を、単なる効率化や利益追求の手段としてではなく、社会を形作る創造的実践として捉えています。
これは現代のアーティストの思考に接近するものです。実際カープは「パランティアでも、最高に優秀なソフトウェア・エンジニアは、画家や音楽家と同じくアーティストだ」と書いています。これは、彼らを既存の制度や形式を前提とするのではなく、社会の中に新しい形式、新しい関係を実装する存在として考えるという発想です。
もちろん、パランティアの活動や本書の主張には多くの問題があります。監視技術、軍事利用、国家権力との結びつき、民主主義との緊張など、批判的に検討すべき点は少なくありません。しかし、そうした問題を差し引いたとしても、本書が提示している「美学的な提言」には、現在のアーティストやアートに関心を持つ者が耳を傾けるべき論点が含まれているのではないかと考えています。
当日は何か具体的な方向性とか結論は求めず、気楽に考えて話をする場にできればと考えていますので、お気軽に参加してみてください。聞く・見るだけでも大丈夫です!
辻憲行(芸術係数主宰/翻訳家)
1970年生まれ。大分県出身。山口大学大学院人文科学研究科美学
美術史専攻修了。1998年から2006年にかけて、秋吉台国際芸術村(山口県)
にてレジデンス、展覧会、WS、セミナーなどの企画・運営を行なう。2008年、
東京都写真美術館にて第一回恵比寿映像祭のキュレーター、2009年から2010年まで同館学芸員を務める。訳書に、ブリオー『関係性の美学』(水声社刊)がある。ブリオー『包摂性の美学 資本新世のアート』日本語版が4/13日に発売されました。
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芸術係数のInstagram: https://www.instagram.com/artcoefficient_info/
小松尚平(VR研究者・東京大学研究員)
1989年(平成元年)生まれ。東京大学大学院 情報学環 特任研究員、高知大学医学部 特任講師、株式会社BiPSEE 取締役CPO、一般社団法人デザインシップ 理事。東京大学では、キャンパスウェルビーイング推進アドバイザリーボード委員およびブランドスタジオ アドバイザーも兼任。
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